人間には年齢とは関係なく「まだ伸ばせる能力」と、「もう伸ばせない能力」が、もとから決まっているそうです。
これはまさに悲報ですね。何をどう頑張ろうとも、そもそも適性は生まれた時から決まっているという残酷な話です。
「まだまだこの部分は伸ばせるはず!」と頑張って努力しているのに、一向に成長の兆しがない。これこそが「ムダな努力」というやつだったりします。
限りのある人生なので、できるならば「誰もが自分が成長できる意味のあること」に貴重な時間を使いたいですよね。
伸ばせる能力 vs 伸ばせない能力
最近、物忘れが激しくなっていまして、「あれやらなきゃ!」と思った5秒後に「あれ」を忘れて別のことをやっていたりします。
思い出すのが2日後とかで本気で笑えません。
これは年齢のせいなのか、もともと「多動性」が強いからなのかは、未だに理解しかねて悩んでいたりします(苦笑)
こうやって年齢を重ねる度に、自分自身の能力値の中で、「この能力はもうどうやって磨いても伸びないよね…」と諦めているものがあったりするのですが…。
人それぞれの適性の有無に関わらず、人には「頑張って伸ばせる能力」と、「頑張っても伸ばせない能力」があらかた決まっていたりします。
能力の成長には3つの種類がある
経営コンサルタントの神田昌典さんの新刊「未来実現マーケティング」に、「伸ばせる能力 vs 伸ばせない能力」というテーマで書かれている部分がとても興味深かったので、本書の画像を引用させていただきます。
①比較的簡単に伸ばせる能力
第一印象、文章力、目標設定、議事進行など
②難しいけど、努力次第で伸ばせる能力
好感、判断力、臨機応変、自律性、傾聴力、交渉力、説得力など
③極めて伸ばすのが難しい能力
知性、分析力、創造性、エネルギー、情熱、野心、自信、ねばり強さなど
すべてがこの表の通りだとは思ってませんが、データ上では、残念ながら「知性」とか「情熱」とか「ねばり強さ」あたりは、そもそも努力量でどうこうできるものではないようです。
もともと「ある人にはある」もので、「ない人にはない」ということですね。
「努力次第で伸ばせる能力」にフォーカスする
着目したいのは、「難しいけど、努力次第で伸ばせる能力」です。
「物事を正確に判断する力」「臨機応変に危機に対処する力」「自分のストレスをコントロールする力」「相手の感情を読み解く傾聴力」「変革リーダーシップ」など、ビジネス上でも、生きていく上でも大切なことばかり。
これらは、年齢を重ねようとも努力や訓練次第で、誰にでも身につけることができるし、さらに高めていくこともできるということです。
冒頭の年齢の話に戻りますが…。
歳を重ねていく度に、「自分のこの能力はもう磨いても絶対に伸びないよね」と思ってしまったりしますが、そういった勝手な思い込みはさっさと捨てるべきですね。
努力すれば伸びることをちゃんと見極めて、正しい方向に向けて実のある努力をすること。それこそが、人として生きる限られた時間の幸福度を高めるコツなのだと思います。
神田昌典さんの新刊「未来実現マーケティング」は、めちゃくちゃ気づきの多い書籍なので、気になる人はチェックしてみください。
コメント