「自分に厳しい」という「完璧主義」は人を「不幸」にする

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「自分に厳しく」という「完璧主義」は人を「不幸」にする

心が病んでしまう人は「自分に厳しすぎる」という特徴があります。

「もっと行動しないと」「俺はこんなもんじゃない」「俺はもっとできる」という「自分に厳しい魔法」を毎日かけ続ける。

その結果、気づいた時には心と体がボロボロになっていたりする。

たまには、自分へのストイックという魔法を解いて、自分自身を甘やかしてあげることも大切ですよね。


ボヤッとこんな事を考えていたら、YouTubeでこちらの動画に出会いました。

ヤバいです。トニーロビンズ(アンソニーロビンズ)さんのメッセージ。僕は涙腺崩壊しました。

さすがは「世界で最も影響力のあるカリスマ・コーチ」です。素晴らしい話ばかりで生きる勇気をもらいました。

目次

トニーロビンズ(アンソニーロビンズ)の言葉に心の震えが止まらない

アメリカ大統領や海外セレブの相談役として、『世界一のメンター』とも呼ばれているトニーロビンズさんが言っている内容が、自分の思考とリンクしていて「心の震え」が止まりませんでした。

トニーさんは動画の中で、日頃から自殺を考えてしまう青年に対して、このように語りかけました。

自分に厳しすぎる。理想が高いのは最高だ。

ただ君の場合は理想が高いんじゃなく完璧主義なんだ。

ほとんどの人は一年で成し遂げられる事を高く見積もり過ぎる。

そして数十年で成し遂げられる事を低く見積もる。

君は数十年を経験するほどの人生をまだ生きてないんだから焦るな。時間はあるんだ。

自分に少しでもいいから時間を与えてそして、もっと愛してあげると、人に与えられるものを見つけられるはずだ。

そんな気がするぜ。

「お前は焦りすぎだ」「もっと時間をかけて自分を愛せ」という熱のこもったメッセージが、もう他人事ではありません。自分のことのようにトニーさんの動画を観入ってしまいました。

久しぶりに目頭が熱くなりまして、もし今心が病んでしまっている人がいたら、トニーさんの動画を観ることをおすすめします。

うつ病とか、心が病んでしまう人は自分に厳しすぎる

うつ病とか、心が病んでしまう人は自分に厳しすぎる

心が病んでしまう人は、過度に「自分に厳しすぎる」のかもしれません。

自分に対して厳しすぎるが故に、「もっと行動しないと」「俺はこんなもんじゃない」「俺はもっとできる」という、「自己暗示の魔法」をかけ続けることによって、自分を正当化して律しているのだと思います。

『デキない自分だと思われたくない』というプライドは誰にでもあると思いますが、この余計なプライドがさらに自分を追い込み続けているんです。

そうやって、とにかく自分を追い込むことによって『デキる自分』を演じ続けるというのは本当に辛いことだと思う。

その結果、気づいた時には心と体がボロボロになってしまう人も少なくないはず。

動画に出てくる青年も、きっと人一倍「自分に厳しい」タイプの繊細な人なのかもしれませえん。

誰もが、朝になると会社に行きたくない…とか思っている世の中なので、そこまで自分を過大評価しなくてもいいのではないかと思います。

よくある完璧主義が人の心を苦しめている

よくある完璧主義が人の心を苦しめている

自分に厳しすぎる。理想が高いのは最高だ。
ただ君の場合は理想が高いんじゃなく完璧主義なんだ。

自分に厳しい人は、理想が高いのではなくて「完璧主義」なんです。

もっと自分の思い通りにしたいという「完璧主義」という「思考」こそ、人は恐れるべきなんだと思います。その点、僕なんかは「完璧主義」というよりは、『適当主義』を掲げているので、意外と色んなことに対して割り切れるタイプです。

適当に考えることで救われることがあるんですよね。僕はホントに適当な性格なので・・。

パーフェクトを目指しすぎるとなんか疲れるし、それで辛くなることがある。

でも、すべてを適当にやるわけじゃないけど、「今日はまぁいいでしょ」と、割りきると心が楽になる。本当に苦しくなったら、人は適当くらいが丁度いいです。

このような能力を僕は「適当力」と名付けていますが、これは自分のポリシーでもあります。パーフェクトを目指しすぎると、心のバケツの水が溢れてしまうと思う。

今の状況がつらくなったら、逃げ出してもいいんですよね。会社や上司と合わなかったら、退職代行サービスを使って辞めてしまうくらい、適当でいいのかもしれません。

失敗やミスなんて恐れなくていい

失敗やミスなんて恐れなくていい

日本社会って、どこか失敗とかミスを許さない風潮があるじゃないですか。

失敗したりミスした人を、誹謗中傷して二度と立ち直れないくらいまで叩きますよね。ミスやトラブルが起こる度に、会社や上司から、「なんでこんなことになったんだ!」と怒鳴られている人って結構いると思います。

そんな僕も、『お前のせいだ!』とか『こんな失敗はあり得ない!!』とか、散々叱責された経験があります。

恐らく、ほとんどのサラリーマンがこういう苦い経験をしていて、その積み重ねがあって、過度に失敗やミスを恐れる人たちが増えたんだと思います。

でも、失敗やミスを恐れることがクセになると、挑戦しない体になってしまうし、そうなると人生は不幸になるばかりなんですよね。

失敗を恐れる心こそ、人は恐れるべきなのだと思います。

大切なのは1年後じゃなく10年以上先を考えること

大切なのは1年後じゃなく10年先を考えること

ほとんどの人は一年で成し遂げられる事を高く見積もり過ぎる。
そして数十年で成し遂げられる事を低く見積もる。

多くの人たちが自分のレベルよりも高い目標を掲げてしまい、たった1年間で達成しようとしますが、その掲げた目標を達成できずに、押しつぶされていく姿をたくさん見てきました。

その敗因のほとんどが、1年程度で成し遂げようとする「焦り」です。

大切なことは、たかだか1年くらい続けたくらいで達成できることにフォーカスするのではなく、10年以上の長い年月をかけて、達成できることにフォーカスをして、とにかく愚直にやり続けることが大切なんだと思います。

今、30歳ならば、40歳を超えた時に、どうなっていたいのか?

なりたい姿をイメージして、10年間という長い時間で何をやり続けるのか?何に時間やお金を投資するのか?

短期的な目標で焦るのではなくて、自分の未来を見据えた「長期的な目線」こそ大切なんだと思います。

今の自分の状況に焦らずに、じっくりと自分のペースで進んでいくことも必要です。

今こそ「完璧主義」という「ストイックの魔法」を解こう

今こそ「完璧主義」という「ストイックの魔法」を解こう

「自分に厳しく」という「完璧主義」は、自分をストイックにさせる魔法です。

ストイックに取り組むことが悪いということではないですが、「頑張りすぎている」と感じたら、「ストイックの魔法」を解いてあげることも必要です。

無理して強くなろうとする必要なんてないんです。 SNSを見て誰かと比べて疲れてる人っていると思う。

優しい人は優しいままでいいし、人見知りな人は人見知りのままでいい。

頭が良くてカッコいい人になる必要なんてない。 無理して背伸びをせずに、今の自分にできることをやればいいんです。

他人と自分を比べて、「もっと頑張らなければ」考える気持ちもよく分かりますが、自分自身の心身が健康だからこそ、限界まで努力ができるものです。

今の自分を認めて上げて、あくまでも背伸びをせずに、今の自分にできることをやればいいと思います。

一度きりの人生。焦らずに「自分のペース」で噛み締めていきましょう。

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この記事を書いた人

IT系の某上場企業の人事部長をやってます。これまでの職歴、某転職エージェントのキャリアアドバイザー統括・中堅人材派遣会社の事業責任者などを歴任。現在は人事として採用・教育研修・制度作成などを担当。40代向けのキャリア相談もやっています。

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