転職エージェントって信用できないって本当ですか?
今回はこんなご質問にお答えしていきます。
転職エージェントは、知識と経験を備えたエージェントが利用者の転職を徹底的にサポートしてくれます。
とはいえ、転職エージェントを利用したことがない方の中には、
「転職エージェントは信用できない」
「どうせ利益を優先しているんでしょ」
と思ってしまっている方もいるでしょう。
そこで本記事では、「転職エージェントは本当に信用できないのか?」「転職エージェントを上手に活用する方法はないのか?」、というテーマについて詳しく解説していきます。
筆者は10年以上にわたり、人材系企業で転職エージェントとしての経験を積み、1,000人以上の求職者の転職相談にのってきました。
転職エージェントの上手な活用法についても書いていきます。
- 業界トップクラスの非公開求人数
- 豊富な実績を持つアドバイザー
- 充実した転職支援
リクルートエージェントでは、一般に公開されている求人だけでなく、10万件以上もの非公開求人も用意しています。
転職エージェントってそもそもどんなサービスなの?
転職エージェントというのは、転職をしたい方と人材が欲しい企業をマッチングするサービスのことで「人材紹介会社」と呼ばれることもあります。
転職エージェントを利用すると、キャリアドバイザーが自分の希望やスキルなどを加味したうえで、最適な求人を紹介してくれるのです。
また、スケジュール調整や面接対策、履歴書添削などを行ってくれるため、転職が初めての場合でも安心して進めていくことができます。
転職エージェントは信用できないって本当なの?
ネットなどを見ていると、
「転職エージェントは信用できない」
という書き込みが多く出てきます。
結論から言ってしまうと、どの転職エージェントも基本的には信用できます。
ただし、キャリアドバイザーの中には利益を優先したり、親身になってくれなかったりする方もいますので、自分に合った転職エージェントを利用し、尚且つ自分と相性の良いキャリアドバイザーを見つけることが大切になってくるのです。
信用できないキャリアアドバイザーの8つの特徴
では次に、信用できないキャリアアドバイザーの8つの特徴を紹介していきます。
新入社員のキャリアアドバイザー
新人のキャリアアドバイザーは、各業界の知識が浅く、アドバイザーとしての経験値も低いです。
どのキャリアアドバイザーも最初は新人ですので、仕方がないと言えばそれまでなのですが、新人アドバイザーにあたってしまったばっかりに転職が失敗に終わるのは納得できませんよね。
また、新人アドバイザーというのは、上司から言われた通りに仕事を行っていますので、融通が利かないことも多いです。
- 名札に初心者がマークが張ってある
- 話そのものがかみ合わない
- 紹介先の会社のことを把握していない
- 会話から新人だということが読み取れる
このようなアドバイザーにあたってしまった場合は、担当者の変更を申し出ましょう。
担当者がこまめに連絡をくれない
大手転職エージェントでは、一人のアドバイザーが何人もの求職者を担当することもあり、どうしても連絡が遅くなってしまうことがあります。
筆者が転職エージェントのキャリアアドバイザーをしていた時には、30人〜40人程度の求職者の方と連絡を取り合っていました。
これだけの数の人たちとやりとりをしていると、連絡が漏れてしまうこともあります。
ただ、あまりにも連絡が遅いと、仕事を探している側としても何をすればいいかわからなくなってしまいますよね。
キャリアアドバイザーからの連絡が2~3日途切れた場合、雑に扱われてしまっている可能性がありますので注意が必要です。
自分の希望と違う職種を紹介してくる
優秀なキャリアアドバイザーは、こちらの希望をしっかりとヒアリングしたうえで、最適な業種や企業を紹介してくれます。
ただ、中にはこちらの希望と真逆の案件を紹介してくるアドバイザーもいるのも事実です。
単純に認識やニーズの相違が起こっているという可能性もありますが、中には、こんな考えのキャリアアドバイザーもいます。
「紹介料が高い企業に転職させたい」
「決定率が高く、採用されやすい企業に転職させたい」
という愚かな考えを持っているアドバイザーも存在しています。
このように求職者をモノとしてしか見ていないようなキャリアアドバイザーには注意しましょう。
担当者が電話でしか対応してくれない
転職エージェントとのやり取りは、メールや電話、直接面談によって行います。
事務連絡などについては、メールで送ってもらえることがほとんどなのですが、中にはこちらの都合を一切考えず、ちょっとした連絡でも電話をしてくるアドバイザーがいます。
筆者の体験談ですが、就業中なのに平気で平日の日中に電話をしてくるキャリアアドバイザーがいました。
このように求職者への配慮が足りないアドバイザーにあたってしまった場合、自分の希望に合った求人を紹介してもらえる可能性も低くなりますので注意が必要です。
応募しましょう、転職しましょうと焦らせてくる
転職エージェントで勤務しているキャリアアドバイザーは、給料形態が成果報酬になっていることも多いです。
中には、自分の成績や給料のため、求職者に転職の決断を焦らせて来るキャリアアドバイザーもいますので、注意しましょう。
万が一アドバイザーから意思決定を急かされた場合は、
「すぐに意思決定をしなければならない理由は何でしょうか?」
と聞いてみるようにしましょう。
担当者の対応が雑である
転職をすると、仕事内容も人間関係も、職場環境もガラッと変わります。
このようなこともあり、ほとんどの方は転職に不安を抱えているでしょう。
そんな時に、担当のキャリアアドバイザーから雑な対応をされたらどう感じるでしょうか。
優秀なキャリアドバイザーは、利用者の希望だけではなく、精神的な不安や焦りをくみ取って、最適なアドバイスをしてくれます。
このような対応を一切行ってくれず、マニュアルに沿った冷たい対応をしてくるアドバイザーにあたってしまった場合は、直ぐに変更を申し出るべきです。
企業への紹介文が下手
応募する企業が決まると、担当者が企業に対して紹介文、あるいは推薦状を書いてくれます。
ただ、紹介文や推薦状のクオリティが低いと、企業へのアピールポイントが弱くなってしまい、一次選考に通らず不採用になってしまう可能性も高くなるのです。
中には、
- 職務経歴をそのまま写す
- 誰でも書けるような内容の薄い紹介文を書く
というようなキャリアアドバイザーもいますので、注意が必要です。
勝手に応募している
信じられない方もいると思いますが、アドバイザーの中には利用者の許可も得ず、勝手に応募してしまう担当者がいるのです。
実際に、複数のエージェントを利用している方で、Aというエージェントでとある企業に応募し、順調に話が進んでいたにもかかわらず、Bというエージェントの担当者が勝手に同じ企業に応募してしまった事例もあるのです。
このケースでは、企業側がその求職者に対して不審に感じてしまい、採用を見送られてしまったそうです。
これは本当にひどい話だなぁと思います。
自分に合わないキャリアドバイザーにあたってしまったらどうするべき?
では次に、自分に合わないキャリアドバイザーにあたってしまった時の対処法について詳しく解説していきます。
担当者の変更を申し出る
キャリアアドバイザーも人間ですから、自分と相性が合わないこともあります。
そんな時は、担当者の変更を申し出ましょう。
中には、
「担当者を変更してほしいなんて言えないよ・・・」
という方もいると思います。
そのような場合は、
「○○さんのアドバイスも非常に参考になりました。ただ、初めての転職ということで他のアドバイザーの方のアドバイスも聞いてみたいのですが、このようなお願いは聞いてもらえますでしょうか?」
と丁寧にお願いしてみましょう。
そうすることで、担当者と険悪な雰囲気になることもなく、スムーズに担当者の変更が行えるはずです。
違う転職エージェントを利用してみる
どうしても担当者の変更をお願いできない場合や、エージェント側から担当者の変更を断られてしまった場合は、違う転職エージェントを利用してみましょう。
同時にいくつもの転職エージェントを利用することはルール上全く問題ありません。
複数のエージェントを利用することで、それぞれのアドバイザーから話を聞けるようになりますし、紹介してもらえる求人の幅も広がるはずです。
転職エージェントを上手に活用するコツは?
最後に、転職エージェントを上手に利用するコツについて、詳しく解説していきます。
転職の希望条件を具体的に伝える
転職エージェントを上手に利用して、自分に合った企業に転職をするためには、希望条件を具体的に伝えることが大切です。
転職エージェントを利用した方の中には、
「自分の希望と違う業種を紹介された!」
というネガティブな口コミを投稿している方もいますが、単純に希望条件の説明が甘かったというケースもあります。
担当者と認識の相違を避けるためにも、できるだけ具体的に希望職種や条件などについて打ち合わせをしておきましょう。
いくつかの転職エージェントに登録しておく
先ほども解説したように、転職エージェントは掛け持ちすることができます。
複数のエージェントに登録をしておけば、万が一の際の保険として利用することもできますし、エージェント同士を競わせることも可能になりますので、より良い求人が回ってきやすくなるのです。
おすすめの大手転職エージェントは以下の通りです。
まとめ:転職エージェントは信用できないって本当?上手に活用する方法は?
転職エージェントを利用する際は、キャリアアドバイザーの質を見極めることが大切です。
先ほど紹介した特徴に当てはまるキャリアアドバイザーにあたってしまった場合、自分の希望に沿った求人を紹介してもらえなくなってしまう可能性も高くなります。
信用できないアドバイザーにあたってしまった場合は、担当者の変更を申し出るか、別のエージェントに切り替えて転職活動を進めていきましょう。
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