呪術廻戦の「領域展開」は会社員が学ぶべき必殺技だと思う

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「呪術廻戦」芥見下々 15話より引用

呪術廻戦で1番テンションが上がるシーンといえば「領域展開」でしょう。

一瞬で相手を「自分の領域」に引きずり込み、圧倒していく戦闘シーンは、いつ観ても鳥肌ものです。

「領域展開」を知らない人のために、噛み砕いて説明しておきましょう。

領域展開とは、呪力を使って術者の心の中の風景を具現化した空間のことで、相手と自分がいる場所を、「自分中心の世界」に変えてしまうという技です。 

領域展開を発動すると、術者の攻撃は必ず相手に当たるようになり、術者自身の能力値が上昇するとも言われています。

まさに「領域展開」は相手を倒す必殺技の一つ。自分に有利なフィールドに相手を引きずり込み、そこで戦うわけですから、勝てる確率は格段に上がるというわけです。

ここで提言したいのは、世の中のビジネスマン・会社員こそ「領域展開」のように、ライバルを自分の得意な領域に引きずり込んで戦うべきだと言うことであります。

「領域展開」という技の考え方を、自分の仕事にしっかりと落とし込むことができたら、オンリーワンの存在になれるはずです。

目次

「領域展開」とは「自分の得意分野で戦うこと」である

「呪術廻戦」芥見下々 58話より引用

マンガやアニメの見過ぎで頭がやられたのか?と思ったそこのあなた。

心配しないでください。僕は本気です。

当たり前のことですが、自分の得意分野で戦えば、ライバルに勝てる確率は上がりますよね。

逆に自分の苦手分野で戦えば、負ける確率が格段に上がるはずです。陸上の短距離選手が長距離選手にフルマラソンで勝てるはずはないですよね。

呪術廻戦の領域展開のように、自分にとって有利なフィールドを作り出して、そこでライバルと戦うことができれば限りなく勝率はあがるでしょう。

そのためには、自分の得意分野、その領域をどこに絞りこむのか?といった先読みの視点が大切になってきます。

生存確率を上げるためには「自分が勝負できそうな領域」を見つけること

「呪術廻戦」芥見下々 2巻から引用

僕自身のスキルの話になりますが、僕はトーク力がズバ抜けているわけでもないし、コミュニケーション能力が高いわけでもありません。

そういった「自分にはない強み」を持った人たちとは、絶対に同じ領域で戦わないようにしています。

自分の弱い部分って、ひたすら鍛えたところで、そもそも付け焼き刃なので、たかが知れていると思うんですよね。

だったら、自分にわりかし適性があって、勝負できる領域を見つけて、そこに自分のリソースを投下した方が賢いと思うんです。

ライバルの弱い分野を見つけて「領域展開」できたら最高

さらに言うと、ライバルの弱い部分を分析して、『ここなら勝てる!!』という分野を見つけたら、そこで「領域展開」できれば最高ですよね。

ここで「自分の得意・苦手」と「ライバルの得意・苦手」を4象限マトリクスにしてみました。

ライバルの苦手な分野を、死に物狂いで勉強し尽くして、そこの第一人者になれば、その分野ではライバルに負けることはないです。

会社組織の弱い部分で自分の領域を展開する

そして、この4象限マトリクスを「会社組織の強み・弱み」に置き換えてみましょう。

会社員であれば「会社の弱い部分」を分析して、そこの分野に関して、問題提起ができるレベルまで知識をつけられれば、それこそ組織の中で唯一無二の存在になれるはずです。

だからこそ、会社員は組織の中で生き残るために、自分に有利な「領域展開」をすべきなんです。

それは回り回って、自分自身の市場価値を高めることにも繋がっていくでしょう。

周りの弱みを知り、自分を変化させていくことで、自分の領域は切り開ける

「呪術廻戦」芥見下々 58話より引用

あの有名な「孫子の兵法」には、こう書かれています。

「強き者の弱点が見つかるまで、戦わない」

「強き者の弱点がわかれば、これを集中して攻める。」

厳しい環境の中で生き残るため、勝ち残るためには、周りのライバル、自分のいる環境の弱点をしっかりと分析して行動していくことが大切だと思います。

周囲の環境は絶えず変化しています。周りの人の強みや弱みも絶えず変化しています。

そう考えるならば、まずは自分自身がスピード感を持って変化していくことで、自分が得意とする領域を見つけることができるのではないでしょうか。

いずれにしても、相手や環境を分析する力というのは、誰人にも求められる時代なのかもしれません。

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この記事を書いた人

IT系の某上場企業の人事部長をやってます。これまでの職歴、某転職エージェントのキャリアアドバイザー統括・中堅人材派遣会社の事業責任者などを歴任。現在は人事として採用・教育研修・制度作成などを担当。40代向けのキャリア相談もやっています。

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