転職先が決まってから退職を申し出るのは裏切りなの?

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転職先が決まってから退職を申し出るのは裏切りなの?

1年前から転職活動をしていて、やっと転職先が決まったので、退職の意思を上司に伝えたら「隠れて転職活動していたのか。裏切り者だな。」と言われました。

転職先が決まってから退職を伝えるのは裏切り者なのでしょうか?

うわぁ、これは転職あるあるですねぇ。

筆者も転職活動を水面下で始めて、退職の申し出をしたことがあるので、当時の上司から同じようなことを言われた経験があります。

転職という大きな決断をする時には、多くの不安が頭をよぎるものです。

その中でも、「転職先が決まってから退職を申し出ることは、職場に対する裏切りなのか?」という悩みは、多くの人が抱えていたりします。

特に長らくお世話になっていたり、会社や上司に良くしてもらっていた人材ほど、辞める時というのは、このような感情を抱きやすいです。

本記事では、この悩みに答えるべく、「転職が裏切りではない理由」とその注意点について詳しく説明していきます。

目次

結論!転職は裏切りではありません

まず最初に、結論からお伝えしましょう。

転職が決まってから退職を申し出ることは、必ずしも裏切りではありません。

なぜなら、労働者には「職業選択の自由」があるし、会社だって労働者をずっと守れないからです。

また、自分が目指すものが変われば、誰だって辞める権利はあるはず。

なので、裏切り者だとか言っている会社とか上司は、マジメに無能だなぁと思うのです。

転職が決まってからの退職は裏切りじゃない3つの理由

『転職したい・会社辞めたい』と思ったらやるべき5つのステップ

転職が決まってからの退職が裏切り者とはいえない3つの理由です。

①労働者には職業選択の自由がある

労働者は、自分の将来を考え、キャリアを築くために転職を決意することがあります。

それは個人の権利であり、自己成長や経済的な安定を追求するための健全な選択です。したがって、転職が裏切りとされることはありません。

むしろ、新しい挑戦に向けて前進する決断は賞賛されるべきです。

②会社だって労働者をずっと守れない

企業は変化します。景気の変動や競争の激化など、様々な要因が影響を与えます。

したがって、労働者がいつまでも同じ職場で働き続けることは難しい場合があります。

企業にも都合の悪い状況下であれば、リストラや人員削減の可能性も考えられます。

労働者も自身の生活を守るために、転職を選ぶことがあるでしょう。

③目指すものが変われば誰だって辞める

人生は変化します。新しい夢や目標を見つけたり、家庭の事情が変わったりすることはよくあることです。

そのため、一度は忠誠心を持って働いていた職場から離れる決断をすることは、裏切りではなく、個人の成長や幸福追求の一環です。

重要なのは、転職時に適切な手続きやコミュニケーションをとることです。

競合他社への転職は注意が必要

一般的に転職は個人の成長や幸福追求にとってポジティブな選択ですが、競合他社への転職については注意が必要です。

特に、競合他社への転職は元の会社にとって敏感な問題となりえます。

以下に、競合他社への転職時に考慮すべきポイントを紹介します。

転職先が決まってから退職する時に気をつけたいこと

転職先が決まってから退職する時に気をつけたいこと

①退職理由の伝え方

転職先が競合他社である場合、退職理由を伝える際には注意が必要ですね。

率直に競合他社への転職を伝えることは、元の会社にとって敵対しているように受け取られる可能性が高いので、うまく説明することが大切です。

ここでは、競合他社とは伝えずに、別の業種の会社で話しておくのがベターでしょう。

相手の感情を尊重し、円満に退職手続きを進めることが大切です。

②強い引き留めにあったら

競合他社への転職を伝えると、元の会社が強い引き留めを試みることがあります。

この際、新たなキャリアの方向性や将来のビジョンを強調し、転職先への決断を説明することが重要です。

ただし、強い引き留めに心を揺らすことなく、冷静に判断しましょう。

③責任をもって引き継ぎを行う

転職前に、元の職場での仕事をきちんと引き継ぐことは、退職時のマナーやプロフェッショナリズムの一環です。

同僚や後任者に対するサポートを惜しまず、円滑な移行をサポートしましょう。

これは、元の職場への感謝と尊重の意を示す方法でもあります。

④有給休暇をしっかりと消化する

もし、有給休暇が残っている場合にはきちんと消化しておきましょう。

有給休暇は法的な権利であり、それを使って十分に休息をとることは、新たな職場でのスタートを切るためにも大切です。

また、有給休暇をしっかりと消化することで、元の職場への感謝の気持ちも表現できます。

転職先の企業名を聞かれても言う必要はない

「次はどこの会社で働くの?」と聞かれても答える必要はありません。

聞かれてしまって答えないと気まずいという人は、「新しい会社で長続きするかまだわからないので、今は伏せさせてください」と答えておくのが無難でしょう。

問い詰められても答える必要はないので安心してください。

トラブルになりそうなら「退職代行」で辞めよう

最後に、転職先が決まってからの退職がトラブルに発展する可能性も考えられます。

元の会社や競合他社とのトラブルを避けるために、専門の退職代行サービスを利用することを検討しましょう。

退職代行は、プロのコンサルタントが円滑な退職手続きをサポートし、トラブルを最小限に抑えるのに役立ちます。

まとめ:転職先が決まってから退職を申し出るのは裏切りなの?

転職が決まってからの退職について、「裏切りなのか?」という疑念は理解できますが、適切なコミュニケーションと手続きを通じて、円満な退職を実現できます。

労働者には自己成長や幸福追求の権利があり、会社も変化する現実を受け入れる必要があります。

競合他社への転職時には特に慎重に行動し、トラブルを回避するために退職代行の活用を検討しましょう。

転職は新たな一歩を踏み出す大きな決断であり、裏切りではないことを肝に銘じてください。

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この記事を書いた人

これまで転職エージェントなど、人材サービス業界を中心に、多くの転職希望者の転職相談を受けてきました。現在は副業で転職・キャリアアップに役立つ情報を発信してます。自分の市場価値を高めたい人は必見です。

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