
こんにちは。Souta Nojimaです。
今回は私がつぶやいたツイートから「働くこと」に対して深掘りをしてみました。
働き方改革が成長の足かせにならないように。
ノー残業が世間一般になり、18時以降は自分の為に使える人が増えたと思いますがそこに甘え過ぎてると、後に大きなしっぺ返しを食らうことになるかもしれない。
効率は大切ですが、かけた時間の分だけ洗練されていくモノがあるのは間違いない。
引用元:ノジソウ@管理職リーマン Twitterより
働き方改革の中には、「長時間労働の是正」というものがあります。
✔️長時間労働の是正
引用元:厚生労働省HPより
時間外労働の上限
規制の導入・時間外労働の上限について、月45時間、年360時間を原則とし
臨時的な特別な事情がある場合でも年720時間、単月100時間未満 (休日労働含む)
複数月平均80時間(休日労働含む)を限度に設定。
日本人はよく働きすぎだと言われていますが、働き方改革によって長時間労働にメスが入りました。
しかし、日本人の働きすぎという話の中には、「そもそも意味のある事」にちゃんと時間を使えているのか?という疑問が残ると思います。
本当に情熱を注ぐべき意味のある仕事ならば、労働時間を増やしてでもやる必要があると個人的には思っています。
働き方改革で労働時間だけが減って、休みも取りやすくなったけど、自分のやっている仕事が何だか薄っぺらいモノになっている。スキルもつかない。結果も出せない。未来が見えない。
これでは、働き方を改革しているとは言えないと思います。自分にとっての働き方の改革とは何なのか?
あらためて深堀していきたいと思います。
現代はモーレツに働けない時代

「働き方改革」によって残業時間の規制がされ、労働時間は明らかに減りました。日頃、私は千代田区界隈を仕事でウロウロしていますが、19時以降はビルのライトが消えているオフィスが増えたなぁと感じています。
そしてコロナによって追い討ちがかかって、リモートワーク勤務が増加した事で、移動時間がなくなり、働き方は場所を問わずにできる。まさに自由な形へと変化しています。
そして、労働時間や残業に対しての世間の見方もだいぶ変わりました。
- ノー残業だからホワイト企業だ
- 残業する人は仕事ができない
- 残業することは悪だ、残業させる会社も悪だ
- 残業が積み重なると過労死する
「残業はよろしくない」と長い時間働くことに対して、世間のイメージは非常にナーバスになり厳しくなりました。
残業そのものが減ることは決して悪いことではないですし、むしろ良いことだと思っています。
ムダにだらだらと仕事をしている人も世の中にはたくさんいるので、効率よく働くことが周りの意識を上げていく意味でも必要ですし、生産性のないムダな残業は減らすべきだと思います。
しかしその反面、モーレツに働いて結果を出したいという、やる気のあるビジネスパーソンにとっては働きづらい面もあるのではないかと思います。(その昔、「モーレツ社員」という人たちがいました。ググってください。)
そして、長時間労働の是正は「あまり働きたくない」と考えている、やる気の低いビジネスパーソンにとっては、都合の良い制度になっているのではないでしょうか。
定時で帰る事を目的にしていないか?

最近、「時代は働き方改革だし、残業しないで定時で帰るのが正義」という考えを持った人が多いように感じています。
仕事を時間内に終わらせて、定時できっちり帰るというのは、ビジネスパーソンとして、仕事をしっかりとコントロールしている事なので良い事だとは思いますが、その反面「定時で上がること」そのものを目的にしてしまうのは、また意味合いが違ってくると思います。
とにかく「定時で帰る」ということを目的にした時点で、本来の仕事に対するプロ意識を完全に放棄してしまっているのではないかと思います。
こんな人は、ビジネスパーソンとして危機意識が薄いのではないでしょうか
- 早く1日が終わらないかぁと思っている人
- 定時30分前に早く帰る為にソワソワしている人
- 帰ってからやる事もないのに早く帰りたい人
- 早く帰ってとにかく自分の好きな時間を過ごしたい人
いかがでしょうか?
自由な時間はもちろん必要ですし、メリハリをつけて仕事とプライベートを切り分ける事も大切です。
しかしながら、毎日のように同じようなサイクルに入っているのであれば、今後は考え方を変えていかないと厳しい局面に入ると思います。
働き方改革は「サラリーマンへの死刑宣告」に近い

個人的な考えですが、働き方改革の一部は「サラリーマンへの死刑宣告」に近い内容だと思っています。
終身雇用制度の解体がはじまり、会社は雇っているあなたの人生を一生守れないし、長く雇用し続けることも保証ができない時代になりました。
1年後に今所属している会社がどうなっているかもわかりません。
働き方改革では、ムダな労働時間を減らすという目的の中に、「個人としてあなたはどう生きるのか?」というメッセージがあり、まさに働き方だけでなく生き方そのものが問われています。
働き方改革→ゆとり労働で怠ける人

前よりだいぶ残業が少なくなった。有給休暇も使いやすくなった。このように以前よりも自分の時間を取れる人が多くなったのではないでしょうか?
私自身も前よりも労働時間が減りましたし、休みも以前よりも取得しやすくなりました。でも不思議なことに給与自体は減っていません。
おかしいですよね?
働く時間が減ったはずなのにも関わらず、給与が減っていないんです。
会社員とは本当に恵まれた存在だなぁと感じますが、フリーランスであれば労働時間が減った分だけ、案件を受注する事ができなくなり、収入は減ります。
しかし、サラリーマンのように恵まれた状況はこれから先長くは続きませんし、会社勤め=安定という考え方は大きく変わっていきます。
労働時間が減って、早く帰れることをラッキーだと思っている時点で「働き方改革=ゆとり労働」のサイクルへと陥っています。
働いてお金を稼ぐ事が、ゆとりを持ってできるのならば、それ相応の低賃金になっても仕方が無いと思うのです。
働き方改革で生まれた時間は、一個人が「自分の頭で考えて動く」為に、もうけられた貴重な時間です。
この時間を自己投資に使えない人は、今後の日本社会で生き抜いていくのは厳しくなるはずです。
格差社会、やった人とやらなかった人の差は明らかに開く

今後、「やった人」と「やらなかった人」の差は大きく開いていきます。まさに格差が開いていきます。
毎日、定時で上がって自分を高める努力をしなかった人と、定時で上がってから自分を高めることに時間を使った人、そして遅くまで残業してでも結果を出す為に戦略を考え抜いた人とでは、それぞれに明確な差が出てくるはずです。
仕事をした量がすべてだとは言いませんが、自分を高める事、遅くまで残業してでも突き詰めてやり抜く事。
このように、仕事に対してかけた時間の分だけ、自分自身が磨かれていくのは間違いないはずです。
執念と仕事に向き合った時間が自分の価値を生む

仕事の価値というものは、「執念」と「その仕事に向き合った時間」で大きな差が生まれると思います。
目の前の仕事に時間をかけた分だけ、本気になって、本気になった分だけ、成功させたいという執念に変わる。
その執念が大きな結果として自分に返ってくる。これが結果を出す為の方程式です。
私が危惧しているのは、働き方改革で労働時間が減ることによって、仕事の価値そのものが「薄っぺらいモノ」になってしまったら、自分の価値は生まれるどころか、自分の信用が地にまで落ちてしまう。
これではせっかくの「働き方改革」も本末転倒だなぁと思います。
以前よりも残業が減って、休みがとりやすくなったという人は、今一度その「生まれた時間」を何に使うのかを自問自答して欲しいです。
ゆとり労働で「怠ける人」にならない為のアクションプランです。
18時以降は自己投資の為の時間を作る
18時に会社を退社したら、以下のことに取り組んでいきましょう。
- 自分を価値を高める自己啓発に励む
- 人と会い人脈を作り関係を深める
- 会社以外の収入源となる副業・複業に励む
上記のすべてが『自分の未来への投資』ですね。サラリーマンとしての自分の価値を高めたい人はこちらの記事を参考にされてください。
成し遂げたい事があるなら会社に残ってモーレツに働く
仕事で成し遂げたい事がある、競合他社を上回る提案をしたい、こんな強い思いがあるならば、時には終電ギリギリまでもがく事も大切だと思います。
周りの目は気にせずに、自分の思いのまま、残業をして目の前の目標にコミットする事も大切です。
これは決して残業することを推奨しているわけでは無いです。早く帰れる日があって、その日のミッションを果たせたのであれば、無理に残業する必要はありません。
だたし、毎日、定時が来るのを待つような仕事のやり方をしている人に、競合他社を打ち負かすような仕事ができるとは到底思えません。
誰よりもとにかく突き抜けた結果を出したいと思うのならば、それ相応の時間をかけないといけない。そう思います。
結論:メリハリを持って働いて自己啓発していこう

ここまで、「やる人」はひたすらに労働時間と向き合って、努力していることを書いてきましたが、健康を害してまで追い込むのはよくないです。
健康あっての自分の人生です。体そのものを壊してしまったら、守りたい人は守れなくなるし、やりたい事もできなくなってしまいます。
なので、メリハリをつけて計画的に仕事や自己啓発に取り組んでいきましょう。
働き方改革で生まれた時間を大切に、1日1日を大切に自分の出来ることにチャレンジしていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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