【書評・感想】人材ビジネスのしくみと仕事がしっかりわかる教科書

【書評・感想】人材ビジネスのしくみと仕事がしっかりわかる教科書

「人材ビジネスのしくみと仕事がしっかりわかる教科書」をAmazonで購入して読んでみたので書評しつつ感想を書いていきます。

 

筆者は人材業界(人材派遣・人材紹介)で働いていて、10年以上に渡り「人材ビジネス」に携わってきました。そんな僕が本書を読んで感じたことなどを、まとめていきますので最後までお付き合いください。

 

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【本の内容】人材ビジネスのしくみと仕事がしっかりわかる教科書

本書はルーセントドアーズ株式会社の代表取締役である黒田真行さんの書籍です。他にも黒田さんの出版されている本で有名なのはこちら。

 

黒田さんは転職サイトで有名な「リクナビNEXT」の編集長を務められ、リクルートエージェントではマーケティング部の部長をされていた経歴があります。現在は独立されていて、シニア・ミドル向けの転職支援サービスをされています。

 

人材業界で20年以上のキャリアがあり、人材ビジネスのプロフェッショナルともいえる黒田さんの著書「人材ビジネスのしくみと仕事がしっかりわかる教科書」の主な内容は以下の通りです。

 

  1. 人材ビジネスの最新動向 
  2. 人材ビジネスの全体像
  3. 労働力確保分野の主要なサービス 
  4. 求人広告サービスの基礎知識・組織・実務 
  5. 人材紹介サービスの基礎知識・組織・実務 
  6. 人材派遣サービスの基礎知識・組織・実務 
  7. 人材ビジネスのこれまでとこれから

 

人材業界は「働き方改革」に始まり、「同一労働同一賃金」「労働者派遣法の改正」「ジョブ型雇用」、そして「新型コロナウィルス」の流行などによって、人材ビジネス市場には大きな変化が起きています。

 

働き方が多様な方向に広がっていくことで、求職者側は自分のニーズに合った仕事を求めて、企業側も即戦力になる人材を効率的に採用したいと考えています。

 

今後はより労働力不足が予想されているので、シニアの退職後のセカンドキャリア形成など、人材サービスに関わるビジネスは今後も発展してゆくと考えられています。 

 

本書では、人材ビジネス業界全体の概要を解説し、特に人材業界の中でもメインの「求人広告」「人材紹介」「人材派遣」、3つのビジネスについて幅広い視点でまとめられた書籍です。

 

この1冊を読むことで、人材ビジネスの最新の動向と基礎知識がわかります。

 

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【重要ポイント】人材ビジネスのしくみと仕事がしっかりわかる教科書

【重要ポイント】人材ビジネスのしくみと仕事がしっかりわかる教科書

働き方が多様化してきた中だからこそ、人材ビジネスは大きな変化を求められてます。本書では、多様な働き方に対して、人材ビジネスが抱えている課題などを明確に言語化しています。

 

正規雇用、非正規雇用、フリーランス、ギグワーカー、様々な形の雇用形態と企業をむすびつける採用手法はテクノロジーによって大きく変化を始めていて、今後も人材業界に求められる社会的価値は高まっていくことでしょう。

 

特に「HR Tech」「SNS採用」「副業・兼業マッチング」などの分野は、本書の中でも注目ポイントです。

 

個人的には「第7章:人材ビジネスのこれまでとこれから」をしっかり読み込んでいただくことをオススメします。人材業界で仕事をしている以上、これまでの歴史やここまで発展してきた要因を知っておかなければなりませんし、避けては通れないポイントだと思います。

 

150年近く続いている歴史の長い人材ビジネスはどのようにして始まり、これからどのような役割を求められているのか、必見の内容が書かれていますので、3回くらいは読み返しましょう。

 

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本書の良かった点・悪かった点

本書の良かった点・悪かった点

良かった点

まず、全ページがカラーページなのでスラスラ読みやすいです。また各パートが「図解」で説明されていて、イラスト・表・円グラフ・棒グラフなど、ページが分かりやすく作られています。

 

活字が苦手だという方でも、あっという間に読めてしまうのではないでしょうか。

 

そして、各業界の実務内容、求められるスキル、起こりうるトラブルなどが、細かく書いてあるので、新入社員の研修教材としてもとても良いコンテンツだと思います。

 

悪かった点

人材業界の基礎知識や業界同行などは分かりやすく書いてありましたが、人材業界は競合他社がかなり多いので、そこで勝ち抜くための効果的な営業手法や営業ノウハウが書かれてなかったのは個人的には残念でした。

 

また、僕のように人材ビジネスを長く経験しているビジネスパーソンにとっては、これまでのおさらい的な内容になっているので、そこまで大きな学びはありませんでした。

 

ただし、頭の中ではよく分かっているようなことでも、本書のように見事に言語化されている人材関連の書籍は他にはないので、人材ビジネスの教養本としては、貴重な書籍だといえると思います。

 

本書がおすすめなのはこんな人

本書がおすすめな人はこんな人

「人材ビジネスのしくみと仕事がしっかりわかる教科書」を読むべきなのはこんな人です。

 

  • 求人広告、人材派遣、人材紹介会社で働いている人
  • 求人広告、人材派遣、人材紹介会社への転職を考えている人
  • 求人広告、人材派遣、人材紹介会社への就職を目指している人
  • 人材ビジネス全体の未来が気になっている経営者やリーダー

 

人材業界を目指している人、人材業界でさらに成長していきたい人、人材業界をよりよく盛り上げていきたいという人にとっては、必読の書籍です。

 

一度、手に取ってみてはいかがでしょうか。後悔はしないはずです。

 

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この記事を書いた人

人材サービス業界の営業パーソンとして、人材派遣業を10年、人材紹介業を4年ほど経験し、現在はマネジメントから採用領域の仕事をメインでやっています。人材業界で得た転職や働き方の知見を発信していきます。

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